読書感想文:Ken Segall「Think Simple」(「Insanely Simple」The Obsession That Drives Apple's Success)
本棚整理の途中に見つけて、久しぶりに読み返した。Apple担当の広告代理店社員(iシリーズの名付け親)の視点からのスティーブ・ジョブズの伝記、すなわち読み物である。
- 作者: ケン・シーガル,林信行,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: ハードカバー
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スティーブ・ジョブズのように他人に対して率直でありたいけど、そこまで自分を信用できない。
最大の罪はスティーブ・ジョブズではないこと。
休むな
回り道するな
失敗しても次がある
simpleであることは、残酷を厭わず、不可能を疑い、困難に挫折しない、強い信念が必要だ
初めてAppleのCMを意識的に見てみた(YouTubeで)。1984やthink different等、普通のCMとは違うことは素人の私でもわかった。
私はApple製品の良さがわからない。Apple製品のイメージは、すぐ壊れること、と壊れた後のサービスが最悪ということ。買って数ヵ月のiPod(私が個人的に保有したことのある唯一のApple製品)が壊れ、わざわざ遠い心斎橋のAppleストアまで出向き、長時間待たされ、意地悪そうなスタッフに「普通に使ってただけで壊れた」という話を疑われ、結局修理せずにソニーのウォークマン(USBみたいなやつ)に買い換えた。
ただ、Apple製品の凄さがわからなくても、スティーブ・ジョブズの凄さと、simpleの凄さは少し理解できた。
いくら儲かるとしても、無闇に敵を作ることは私の信条に反するけれど…。
私は「シンプルの杖」を勇気をもって手にすることができるのか…。
- Think Brutal:容赦なく伝える
- Think Small:少人数で取り組む
- Think Minimal:ミニマルに徹する
- Think Motion:動かし続ける
- Think Iconic:イメージを利用する
- Think Phrasal:フレーズを決める
- Think Casual:カジュアルに話し合う
- Think Human:人間を中心にする
- Think Skeptic:不可能を疑う
- Think War:戦いを挑む
- Think Different